第5回トリハ展「ゼンマイドリの話」

あるところにゼンマイドリという小鳥が住む国がありました。
ゼンマイドリの頭の上にはゼンマイ鍵のような飾り羽がついています。
おしゃべりをするとき頭の上のゼンマイ鍵がくるくるまわります。
「キュピキュピ」とか「キーコーキーコー」とか・・・
回し方でさえずり方がかわります。

楽しいときは元気よく・・・
求愛のときはロマンチックに・・・
だれかを元気づけたいときはやさしく・・・

今日もくるくるくるくる・・・
キュピキュピさえずりながらまわります。

***

「第5回トリハ展」の企画展示の「聞きなし」という言葉。
今回はじめてしりました。
ホトトギスの「特許許可局」というのは、聞いたことあったけど
そういうのを「聞きなし」というんだなーって
とてもおもしろそうだったので湖子やちぃちゃんの
聞きなしを考えてみました。
湖子は「キュピ」「ピキャ」「キュプ」って感じ
なにかの言葉に当てはめるなら「キューピー(ちゃん)」
他にはなんだろう???
ちぃちゃんは人間語以外は湖子のマネをしていることが多いです。
「キューリ!」「今日!」って聞こえるかな?
湖子よりも大きな声でコザクラ鳴きをします。
ずっと聞いてたら「あ!バードコールの声に似てるかも」で
バードコールという楽器を作ることにしました。
そうして生まれたのが「ゼンマイドリ」です。


木工で作るゼンマイドリはとても硬い木材のケヤキの板から生まれます。
1枚の板から21羽のゼンマイドリが生まれる予定です。
同じ板から生まれるのでみんな兄弟です。

木目を見ながら手書きで自由に描きました。
なのでみんなそれぞれの個性があります。
どんな風に育つのかとても楽しみです♪

撮影に協力してくれた さくちゃん
ありがとね!

 


第5回 トリハ展

《開催日時》
6月7日(金)〜9日(日)
11:00〜18:00(最終日:11:00〜16:00)

《開催場所》
634展示室 Roku San Yon Tenjishitsu
東京都国分寺市本町2-4-10 東京武蔵野美術学院 B1F

《最寄駅》
JR中央線「国分寺駅」北口から徒歩5分

「第五回トリハ展開催のお知らせ」はこちら